・両手に持っている物を打ち付けるなど、両手を連携させた遊びを十分に楽しむ
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3~6ヶ月にかけては、親指が外側に出て、物をしっかりと握れるようになりガラガラなどの物を手のひらに載せてあげると、握っていることができるようになる。6ヶ月頃になると片方の手に持ち替えることができるようになってくる。7~8ヶ月頃には、玩具を両手に持って打ち合わせたり、指先で小さい物をつかむことができるようになる。
・物の出し入れ、つまむ、投げるなどの遊びを楽しむ
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9ヶ月~1歳に向けて打ちつけたり、叩き合わせたりするなど、座った姿勢で両手が自由に使えるようになる。また、クレヨンを持って左右の往復運動をし、なぐり描きが出始める。
・指先を使ってシールを貼る、積み木を積む、型はめなどの遊びを楽しむ
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1歳を過ぎる頃には、簡単な型はめやパズルをしたり、おもしろがって物を落とすことを繰り返す。また、つまむ、ちぎる、破く、なぐり描きなどの手や指先を使った遊びも楽しめるようになってくる。
・指先を使ってちぎる、破くなどの遊びを楽しむ
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1歳3ヶ月を過ぎる頃には、小さい物を指先でつまめるようになったり、握力もついてきて、積み木などを積み重ねることができるようになってくる。また、なぐり描きの中でたまたま、線や点を描く姿も見られるようになる。
・紐通し、ボタンはめ、蓋を開ける、蛇口をひねるなどの遊びを楽しむ
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1歳6ヶ月~2歳に向けて、積み木を2~3個積んだり、ボタンはめ、紐通し、クレヨンを扱うなど指先を使った遊びも楽しむ。また、蓋を開ける、蛇口をひねる、シールを貼るなどの手先を操作する機能が発達してくる。
・粘土を丸める、伸ばす、折り紙を折る、パズルを楽しむ
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積み木を5~6個積んだり、粘土を丸めたり、細長く伸ばしたり、紐通しも楽しめるようになってくる。この頃、丸も描けるようになってくる。また、クレヨンや絵の具で思いのまま塗ったり、描いたりし、描いた物を見立てるようにもなってくる。
・ハサミで一回切りをする、スナップを止める、外す、線路をつなげる、糊を付けるなど
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指先を使い、合わせ折りや三角形に折ることができるようになってくる。また、保育者と一緒にハサミで1回切りをしたり、徐々に自身で人差し指で糊付けができるようにもなってくる。
・井型ブロックで立体的な物を作る、折り紙で四角や三角を折る、ハサミで直線切りをする
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ハサミの正しい持ち方を知り、連続して直線切りをしたり、簡単な形を切ることができるようになってくる。ブロックでは、ビルや電車など立体的な物を作れるようになってくる。粘土遊びでは、粘土を丸めたり、ちぎったり、伸ばしたりすることを楽しめるようになってくる。折り紙では、三角や四角も折れるようになってくる。
・鉛筆を正しく持つ、折り紙に指先で折り目をつける、かた結びをする、ハサミで曲線を切り、あやとりを楽しむ
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ハサミでは、直線切りや曲線切りを楽しめるようになってくる。ブロックを組み立てて遊んだり、ぬり絵をはみ出さずに丁寧に塗る姿も見られるようになってくる。折り紙では、指先で折り線がつけられるようになる。