生活 5歳児
生活
ねらい
・先を見通して、また状況に応じて自ら必要なことを行う
生活全般
□生活
・5歳児では、指示を理解して動けるとともに、場や状況に応じた行動の仕方が分かり、みんなで気持ち良く生活するために必要なことを考え、自分から進んでやってみようとする意欲が見られるようになる。また、時間を意識しながら生活に見通しを持ち、場や状況に応じた行動もとれるようになる。6歳児になると、生活や活動の見通しがつくようになり、時間を意識し主体的に生活を進めようとする姿が見られるようになる。また、行事への取り組みに対しても見通しが持てるようになる。
□身支度
・5歳児になると、生活の仕方や片づけ方を知ったり、1日の生活の流れを理解して行動しようとする姿も見られるようになる。朝夕の支度や、自分の身支度、整理整頓進んで行う姿も見られるようになる。
□片づけ
・5歳児になると、共同の物の片づけの必要性を感じ、自分から片づけようとしたり、みんなで片づけをする姿が見られるようになる。また、片づけ、手伝いを意識して行い、結果についても考えが及ぶようになる。
□役割
・6歳児では、年長組ならではの当番活動の手順が分かり、時間はかかるが自分たちでしようとする姿が見られるようになる。また、園生活に見通しを持ち、園生活でのルール、当番活動、遊びの準備、片づけなど生活の仕方を自分たちで考えられるようにもなる。
健康
□体
・5歳児になると、自分の体の異常について訴えるとともに、友だちの体の異常についても、保育者に訴えることができるようになる。また、身体と食物の関係について理解もできるようになるとともに、病気の予防にも関心を持ち、健康な生活習慣や、自分の体への関心を持つ姿も見られるようになる。
食事
□意欲
・5歳児では、身体と食物の関係について関心を持ち、何でも食べようとしたり、一定時間で食べ終える姿も見られるようになる。また、皿への盛りつけもできるようになってくる。行事や経験を通して、伝統的な日本の食文化にも興味を持つようになる。6歳児なると、健康と食べ物の関係に関心を持ち、いろいろな食べ物が丈夫な体を作ることを意識し、何でも残さずに食べようとする姿が見られるようになってくる。また食事のマナーを守って、就学に向けて一定時間で楽しく食べることができるようになってくる。
□介助・マナー
・5歳児では、友だちと一緒に楽しんで食事をし、食事のマナーが分かり、落ち着いて食べることができるようになってくる。また、口を閉じて食べ物を噛むことを意識できるようになってくる。6歳児なると、清潔を心がけたり、マナーを守って食事したりして心地良く過ごせるようになってくる。
排泄
□トイレ
・5歳児になると、男の子はパンツを全部下げずに、排尿ができるようになる。
□清潔
・5歳児になると、汚れないように気をつけて排泄ができ、ペーパーの使い方も身についてくる。また、排便の大切さも理解できるようになる。
衛生
□整理整頓
・5歳児では、身の回りの物を清潔にしたり、整理整頓する姿が見られるようになってくる。6歳児なると、自分の体、衣服、持ち物を整理したり、遊ぶ場所などを清潔にする意識を持てるようになる。また、身の回りの物の始末や片づけの必要性が分かり、見通しを持って進んで行ったり、自分たちで使った遊具や保育室をきれいにしたり、共有の場をみんなで片づける姿も見らえるようになる。
□身体
・5歳児では、うがい、手洗い、歯磨きをする理由が分かり、自ら進んで行う姿が見られるようになる。また、汗をかいたら自分で汗を拭くようにもなる。6歳児になると、汗を拭く、衣服の調整、手洗い、うがいなどを自分で気づいて行えるようになってくる。
午睡
□午睡前
・5歳児では、午睡の準備を自分でできるようになる。
□午睡中
・5歳児では、睡眠の大切さが分かり、布団に入り静かに休むことができるようになる。また、疲労や体調不良を訴え休むことができるようになる。
着脱
□衣類
・5歳児では服の汚れまた、寒暖や体調により必要に応じて衣服を調節できるようになる。
□整理
・5歳児になると、身だしなみを整えることもできるようになってくる。