福祉サービス第三者評価結果 めーぷる保育園
【施設の概要】
特定非営利活動法人もあなキッズ自然楽校が運営するめーぷる保育園は、横浜市営地下鉄グリーンラインの北山田駅から徒歩3分の場所にあり、近隣には自然豊かな里山があります。園は鉄筋コンクリート造6階建ての1階部分に位置しますが、玄関を入ると木のぬくもりを感じます。園では、木育に取り組んでおり、廊下や壁、椅子やテーブル、ロッカーや玩具棚、木を1本くり抜いて作ったトンネルの遊具等、室内は化学物質を使わない神奈川県産の「無垢の木材」や「自然素材」の建材や家具に囲まれ、子どもたちが1日を通してくつろいで過ごせるよう環境が広がっています。玄関を入り右手に事務室、左手に子どもたちの園生活の様子を撮影した写真が木の額縁とともに飾られています。園内を進むと、右手に0,1歳児の子どもたちが過ごす部屋があり、左手に給食室があります。子どもたちが日ごろから給食室での調理の過程を覗けるよう、子どもたちの背丈に合わせたカウンターが設置されています。さらに園内を進むと、2~4歳児の子どもたちが過ごす部屋があります。活動に応じて静かな遊びと動ける遊びを十分にできるよう空間を整えるとともに、食事と睡眠の場所を分けることで、一人ひとりが自分のペースで過ごせるよう配慮しています。
園では、「森のようちえん」という保育スタイルに取り組んでいます。森のようちえんという保育スタイルでは「自然の中で、子どもたちの力を信じ、見守りながら育てる」をもとに、「毎日外で過ごします」「一人ひとりの感性を大切にします」「体験しながら成長していきます」という活動内容を大切にしています。そのため、子どもたちの自発性を大切にし、五感で体験することで「不思議だなぁと感じる心」(センス・オブ・ワンダー)を育んでいます。戸外では近隣の里山をフィールドとして、小川の中に入り水の冷たさを感じたり、土の上に転がり土の感触や木のぬくもり、花の匂いを感じたりするなど、五感を存分に使った体験が日々、行われています。また、食育にも取り組み、園から子どもの足で20分~30分程度の場所にあるキッズファームで、四季折々の野菜や果物等を育て、給食の時間でいただくなどの経験もしています。さらに、法人の理念の一つに「Family Growing Together 子どもも大人もみんな一緒に育ち合いましょう!~子どもだけでなく保護者と保育者も、みんなで子育てを楽しみながら育ちあうことを大切にします~」を掲げ、在園児の親子を対象としたファミリーイベントや、卒園児も多く参加する海山プログラムを実施し、海や山をフィールドとした自然体験を行っています。これらのつながりが、保護者への長期的なサポートにも活かされています。
法人では、「100年先を見つめる保育園プロジェクト」に取り組んでいます。その一つとして、持続可能な保育環境を増やすため、再生可能エネルギーの活用や地産地消、消費に対するマインドを変えることなどをテーマに掲げ、園においても、市の風力発電の利用や、地元業者の食材の使用、また間伐紙の使用やエコ印刷等に取り組んでいます。
詳細につきましては、下記で掲載しております。