(Saturday22)0歳児クラスにおける午睡チェック
〇Saturday 22 0歳児における午睡チェック
・今回は、0歳児における午睡チェックについて、「どうしても午睡中に書類などを終わらせたり、他の業務に追われ、午睡チェックを時間通りにできていなかったり、しっかりとできていない状況もあるのではないか」という提案でした。まずは、保育実践Before afterの提案版の内容を紹介します。
【ねらい】
・午睡チェック(呼吸チェック)を正しい方法で時間通りに行う
【年齢】
・0歳児
【活動】
・午睡
【子ども】
・12名
【保育者】
・3名
【保育者の動き】
保育室には1~2人の保育者が時間帯に応じている。しかし、午睡チェックの担当が明確になっていないため、どちらの保育者も自身の書類などを行い、気づいた方が午睡チェックを行っている。
【用意するもの】
・特になし。
【時間の使い方】
・12:00-15:00
【場所の使い方】
・1~2名の保育者が、各々の業務のしやすい場所で作業。午睡中、何度か業務に必要な物を取りに出入りをしている。
【子どもたちの様子】
・途中で起きる子もいる。また、途中で起きた子が泣いているときは、それによって起きる子もいる。早めに起きる子もいる。
・上記の内容に対して、経験豊富なメッセンジャーが3週に渡って意見のやり取りをし、毎週土曜日(計3回)の22:00-23:00でラインを通して、集中的に改善案を検討しました。以下、概要をご紹介いたします。
〇0歳児の午睡チェック(12月24日~1月14日)
・はじめにメッセンジャーが所属するそれぞれの園の状況について、確認しました。午睡チェックの具体的な方法や、実際の保育者のシフトの体制、また実際にメッセンジャーが所属する園での事例など、さまざまな観点から検討しました。その中で、焦点となったのが、「保育室にいる保育者全員で午睡チェックをするという意識を持ったうえで、担当を明確にしておく」ということでした。以下、3週間にわたり意見を交わし合い、3回のSaturday 22(計3時間)を通して出された内容をまとめると、日本保育者未来通信としての改善案は、以下の内容となりました。
【ねらい】
・午睡チェック(呼吸チェック)を正しい方法で時間通りに行う
【保育者の動き】
必ず複数(2名以上)で、午睡チェックを行う。午睡チェック方法は、胸元に手を当てる、口元に手を当てることでのチェックと、体勢のチェックを行う。その際に、1名は上記のチェックを行い、1名は目視にて、胸元の動き、呼吸のチェック、体勢のチェックを行う。そして、その役割分担を明確にしておく。
【用意するもの】
・時間を意識することを忘れないように、砂時計などを置く。
【時間の使い方】
・12:00-15:00。書類記入時間を意識する。(書類に集中し午睡チェックをが遅れないようにする)
【場所の使い方】
・衛生面を踏まえ、子どもたちの頭が向か合わないように布団を敷く。保育者は、子どもたちの表情が見やすい場所に座る。部屋は子どもたちの表情が確認できる明るさにする。(真っ暗にしない)出来る限り、保育室の出入りは少なくする。
・今後、上記の改善案を実践し、【子どもたちの様子】を記載し、保育実践Before after(完成版)として、発信していきます。乞うご期待を!!