○保健センター
○保健センター
(概要)
保健センターは、地域住民に対し、母子保健事業や成人・老人保健事業など総合的な保健サービスを提供する施設です。市町村ごとに設置されており、地域保健法では市町村保健センターと呼ばれています。例外として、区ごとにも保健センターを設置している地域もあります。例えば、東京都では市町村のほかに、23区にも保健センターが設置されています。
地域保健法において、市町村保健センターは「住民に対し、健康診断、保健指導、健康診査その他地域活動に関し必要な事業を行うことを目的とする施設」と定義されています。
(主な事業)
1. 歯科保健事業
歯科健康相談
健診事業(1歳6ヶ月健診・2歳6ヶ月健診・3歳児健診)
「親子歯みがき教室」など
2. 栄養保健事業
生活習慣病の予防と改善の促進
「食育」の推進(食事に関する知識、健康など)
栄養相談や栄養指導など
3. 成人・老人保健事業
生活習慣病予防などに関する健康講座や促進(成人及び高齢者を対象)
健康手帳の交付や健康相談
保健師や栄養士、歯科衛生士、理学療法士による家庭訪問指導など
4. 母子保健事業
妊娠の届け出と母子健康手帳交付及び妊婦相談
・妊娠の届出・母子手帳の交付を行う窓口の一つ。
新生児・妊産婦訪問指導
・医師、助産師、保健師が家庭を訪問し、健康の保持や日常生活全般に関する指導。(妊娠中の方、出産前後の方、新生児や未熟児のお子さんがいらっしゃる方を対象)
乳児家庭全戸訪問事業(こんにちは赤ちゃん事業)
・生後4ヶ月までの乳児のいるすべての家庭を訪問し、さまざまな不安や悩みを聞き、子育て支援に関する情報の提供。
4ヶ月児健康相談
・生後4ヶ月の時期に相談を行い、育児不安などに対応するとともに、精神科医や臨床心理士による育児ストレスの相談など。
乳幼児健診
・1歳6ヶ月児健康診査
・3歳児健康診査など
5. その他
母性教室(母親教室、ママになるための教室)
・妊娠・出産・育児について、正しい知識の普及や不安のなどへの対応。
両親教室(パパ・ママ教室など)
・夫婦で妊娠・出産・育児を学び夫婦共同の子育てや家庭づくりの促進。
健康教育
・子どもに起こりやすい病気や事故について学習など
(主な職員)
保健師、管理栄養士、歯科衛生士、理学療法士、看護師などがおり、さらに施設によっては助産師、医師、心理発達相談員などが配置されています。