気になる子(ADHD【注意欠如・多動症/多動性障害】の特性):「2.多動性」「3.衝動性」を更新しました

2.多動性
・多動性の特徴はじっとしていられないことです。多動性というと、席を立ち歩く・騒ぐなどの激しい行動をイメージする人が多いでしょう。しかし多動性の特徴は、こうした激しい行動ばかりではありません。きちんと椅子に座っていても、目の前にある道具や材料をいじるのが止められない子どももいます。“身体の動きを抑える”ことに過剰集中してしまうと、結果的には先生の話を聞いていなかったり、周りの状況が見えなくなったりして、不注意と同じ状態になってしまいます。

3.衝動性
・衝動性の特徴は待てないことです。また、思った瞬間に行動してしまうという形で現れます。衝動性の高い子どもは、興味を引かれるものをみつけた瞬間にそちらに向かって走り出したり、保育者が「触ってはいけません」と注意する前に触ってしまいます。その時に力の加減がうまく制御できなければ、破いたり壊してしまうかもしれません。また、衝動性のある子どもは、嫌だ・恐いと思った瞬間に逃げ出してしまうこともよくあります。