○保健所

○保健所
(概要)
保健所とは地域住民の健康や衛生を支える公的機関の一つであり、地域保健法に基づき都道府県、政令指定都市、中核市、施行時特例市、その他指定された市(保健所設置市)、特別区が設置します。保健センターが地域の健康づくりを中心とした施設であるのに対し、保健所は公衆衛生を中心とした施設です。

(主な事業)
1. 精神保健福祉、難病対策、その他一般の保健指導、健康相談
2. 障害児等の保健相談および指導(妊娠高血圧症候群等の医療費助成など)
3. 結核(結核医療費の公費負担)、感染症、性感染症対策、エイズの相談・検査
4. アレルギー性疾患対策、大気汚染保健対策、花粉症対策
5. 医療費公費負担等に関する書類の交付および受理
 自立支援医療(育成医療)の支給
 養育医療の給付
 小児慢性疾患の医療費助成
 難病医療費等助成
 大気汚染に係る健康障害者の医療費助成
 原子爆弾被爆者の医療

(主な職員)
医師(原則、医師が施設長を務める)、保健師、栄養士、診療放射線技師、臨床検査技師、獣医師、薬剤師、精神保健福祉相談員、理学療法士、作業療法士、聴覚言語専門職などが配置されています。

※母子保健などの事業において、保健センターの役割が大きくなりつつあり、保健所は専門性の高い業務に特化している場合があります。また、近年では市町村保健センター、福祉事務所などと統合され「保健福祉事務所」「福祉保健所」「保健福祉センター」「健康福祉センター」といった名称となっているところもある。