保育者の連携

先日、都内の保育所で園内研修を行いました。テーマは、「環境設定から保育を見直す」です。テーマの中では、人的環境(保育者の動き)、物的環境(用意するもの)、空間的環境(場所の使い方)、時間的環境(時間の使い方)について触れました。その中で、人的環境(保育者の動き)について、研修後に職員の方から「とても大切だと思った」という感想をいただきましたので、以下、研修内容で触れた人的環境(保育者の動き)について紹介いたします。

研修では、「一人ひとりの子どもたちの生活リズム(食事、午睡、排泄、遊び)」が保障されている園で共通して見られる、保育者の動きをスライドを交えながら紹介しました。

保障されている共通要素としては、「クラスはあるが、大きな家の中で、みんなで生活して、みんなで子どもたちを見ている」という意識です。

このような感覚が保育者同士であるために、子どもが他のクラスに遊びに行ったり、時には月齢の低い2歳児さんで、眠くなってしまう子は1歳児クラスの子と食事をしたりと、個々の生活リズムに合わせて生活することができます。

このようにすることで、「一人ひとりの子どもたちの生活リズム(食事、午睡、排泄、遊び)」が保障され、子どもに無理なストレスは与えず、保育者同士もみんなで見るという意識があるので、互いが状況に応じて助け合い、クラスだけでは難しい、個々の生活リズムに合わせることの実践が可能となっています。DSC_0414