2017年1月9日(土・成人式)に、新年第1回目の日本保育者未来通信定例会を開催しました!!

 

1.オープニング

2017年1月9日(土・成人式)に、新年第1回目の日本保育者未来通信定例会を開催しました。渋谷にある貸会議室を借り、15時~17時の2時間、会話がほとんど止まることなく白熱した議論を交わしました。参加者は、今回の記事を投稿している清水と他のメッセンジャー3名の、計4名の参加でした。
まずはじめに、それぞれの近況と今日、話したいことと今後の方向性について共有しました。現場経験豊富で、現在担任を務めるメッセンジャーから、主任を務めるメッセンジャー、いくつかの現場を指導する立場のメッセンジャー、また、保育士養成校の教員であるメッセンジャーと多岐に渡る顔ぶれでの実施となりました。それぞれの立場からの近況を共有した上で、共通して話したい内容として、日本保育者未来通信としての方向性がでました。

 

2.日本保育者未来通信としての方向性

日本保育者未来通信の方向性を話し合う前に、まずは私たちのホームページの現状について、清水から報告がありました。一通りのホームページの現状について共有した上で、焦点は、保育実践Before afterの内容となりました。保育実践Before afterは、メッセンジャー登録した方が、現在、保育現場で困っている具体的事例を提案として投稿し、それに対して、経験豊富なメッセンジャーが改善案を提案し、提案された改善案を投稿したメッセンジャーが現場で実践していく相互交流のツールとなります。
近日中にホームページのトップページリニューアルを迎える前に、この保育実践Before afterをさらに充実していく必要があるのではないかという話し合いとなりました。

 

3.保育実践Before afterについて

 私たちが今後最も発信していきたいツールである、保育実践Before afterについて主に以下の2点についての内容が話し合われました。

①保育実践Before afterを主に見ていただきたい方は、どんな方なのか?
②保育実践Before afterをどのような形で発信していくのが、最も見ていただく方に役に立つのか?

①については、自分たちが保育を始めて3~5年目ぐらいで、ちょうど周りが見えてきて、自身の保育を見直し、「こういう保育で良いのだろうか?」と自問した時期があったとの話がでました。そのため、私たち日本保育者通信としても、自分たちの経験から「保育を始めて3~5年目ぐらいの方」を対象に、分かりやすく、実感が伴えるような具体的実践の改善案を定例会やSaturday22で検討して行こうということになりました。具体的に、3~5年目ぐらいの方のイメージとしては、「初めてクラスリーダーとして保育を実践する立場になった方」というイメージで共有しました。
②については、その伝え方としてまずは、現場で困っているような具体的事例(例えば、「雨の日の室内活動で子どもたちが落ち着かない」や、「食事の場面で慌ただしくなってしまう」など)に対して、いままでの経験で実践してきた内容と照らし合わせて改善案を出していくことが大切ではないかという話し合いになりました。その上で、その背景となる保育の質の部分や、捉え方を投稿されたメッセンジャーの方と共有していくことで、日本保育者未来通信が目指す「子どもたちが表現している自然な姿」を十分に味わえる環境を共に実践していくことにもつながるのではないかという話し合いになりました。

 

4.定例会で話し合われた、保育実践Before afterについて

 上記の流れを踏まえた上で、新年第1回目の定例会では、以下の2つ事例について反し合いました。

事例① 3歳児
ねらい:初めて歌う歌を楽しく歌う

事例② 2~3歳児(保育実践Before after3歳児に掲載)
ねらい:各コーナーでそれぞれの子どもが遊びこむ

上記の内容については、保育実践Before afterに掲載してありますので、ぜひご覧ください。また、事例の検討の中で、これは「保育実践レターとして発信できるね」という内容もありました。そういった、現場の保育実践の中で、知っている情報なら何でも気軽にレターとして投函してもらう「保育実践レター」もありますので、ぜひご覧下さい。(保育実践レター 3歳児ねらい:初めて歌う歌を楽しく歌う)

 

5.定例会・Saturday22について

今回の定例会や、Saturday22で検討している事例は、どの現場でもよく見られ、具体的実践に悩むような事例なので、今後もそういった事例を取りあげ、メッセンジャーで改善案を提案しさらに、その改善案の背景となる保育の質や捉え方の部分を伝えていくことが大切ではないかという話し合いとなりました。今後も、定例会・Saturday22では、このような方向性で、話し合って行くこととなりました。
また最後に、今後、「保育実践Before after」を月に2~4事例発信していくために、定例会と、Saturuday22のあり方について検討しました。結果、まずはいままでメッセンジャーが実践してきた保育実践Before afterを投稿しようという話し合いになりました。そして、どの現場でもよく見られ、具体的実践に悩むような事例を取り上げ、それに対していままでメッセンジャーが実践してきた内容と照らし合わせて、改善案と改善後の子どもたちの様子を発信していこうという話し合いとなりました。そして、ホームページがリニューアルされ、メッセンジャーからの現場で困っている事例の投稿が増えてきたら、その都度、定例会を開きメッセンジャーで改善案を検討し、投稿された方に返していくという流れとなりました。