9月24日、28日に第5回日本保育者未来通信定例会を開催しました!!

9月の定例会は、24日(土)、28日(水)の2回開催しました。各回の内容を織り交ぜながら報告します。

 

1.ホームページで発信していくことについて

 日本保育者未来通信では、一人ひとりの子どもたちが心から輝き、一人ひとりの保育者が心から輝く社会を創るをミッションとし、子どもたちが表現している自然な姿=発達の過程の中で見られる自然な姿(例:1歳児で自我が表現されることなど)を十分に味わえる環境についての、具体的保育実践について発信することを目的としています。質の高い保育を実践すると一言で言っても、それをすべて保育者の意識だけに求めるのではなく、具体的な保育実践を発信することによって、全く自園で同じ実践はできないにせよ、そのエッセンス(子どもの観方や環境設定の考え方など)を参考にしていただければという意見が出ました。
 日々忙しい保育者の方に、精神面だけで「がんばれ!!」というのではなく、具体的な保育実践方法を発信することによって、保育者にゆとりが生まれ、それが子どもへの質の高いかかわりにつながるのではないかと思います。

 

2.ホームページの構成について

 現在、日本保育者未来通信ではホームページのバージョンアップに取り掛かっています。具体的には、ホームページを見てくれる方が、自身の知りたい情報を簡単に分かりやすく得られるように、ホームページ全体のレイアウトやリンクなどを検討しております。今後も、見てくれる方が、「子どもたちが表現している自然な姿=発達の過程の中で見られる自然な姿(例:1歳児で自我が表現されることなど)を十分に味わえる環境」についての情報をホームページ内で総合的に理解できるようバージョンアップしていきます。

 

3.保育実践振り返りシートについて

 今回、保育実践振り返りシートについては、①誕生日会の実施方法と、②テーブル滑り台について話し合いました。
 ①の誕生日会の実施方法については、0歳児~5歳児までのおおよそ70名の子どもたちが一つの部屋に集まって誕生児を祝うという内容でした。実施時間としては、30分ぐらいですが、0歳児さんは飽きてしまい、落ち着かなくなってしまい、その落ち着かなさが波及して他の年齢の子も落ち着かなくなってしまうという現状でした。日本保育者未来通信としては、子どもたちが表現している自然な姿を十分に味わえる環境ということを軸に検討しました。そのため、やはり0歳児さんが30分の間集中して何かをすることは難しいのではないか?落ち着かなくなるのは自然な姿であるという話となり、参加するのであれば、出入り口付近に座り、楽しめる時間だけ参加し、落ち着かなくなればそっと部屋を出て別室で過ごすのが良いのではないかという意見が出ました。また、そもそもの「誕生日会」の「ねらい」を見直すことも、質の高い保育につながるのではないかという意見も出ました。
 ②のテーブル滑り台にについては、食事等で使うテーブルを片側だけ脚をたたみ滑り台のようにして滑るという内容でした。やはり用途的に違うものなので、室内で簡単に出し入れができ粗大運動が楽しめる用具を使うのが良いのではという意見が出ました。

どちらの事例についても、自園では当たり前となってしまっている内容かもしれません。これらについて日本保育者未来通信では、「子どもたちが表現している自然な姿を十分に味わえる環境」を軸として、保育実践振り返りシートでの具体的実践例や、テーブル滑り台に変わる粗大遊びなどを保育実践レター等を通して紹介していきたいと思います。

 

4、園見学について

 質の高い素晴らしい保育を実践されている園を、日本保育者未来通信が軸とする、「子どもたちが表現している自然な姿を十分に味わえる環境」に沿って、今後も、ホームページを通して紹介していきたいと思います。全く自園で同じ実践はできないにせよ、そのエッセンス(子どもの観方や環境設定の考え方など)を参考にしていただければと思います。

 

5、その他

 その他の話し合いとして、「保護者支援のあり方や」、「評価を恐れて挑戦しない子が増えているのでは」などの話し合いもしました。今後もこれらについて、実際の現場や他園の実践方法なども含め検討し、「子どもたちが表現している自然な姿を十分に味わえる環境」に沿って情報を発信していきます!!少しでも参考になり、現場で生かしていただければ幸いです。