自由遊び後、片付けを嫌がる子どもの気持ちを切り替える

投稿者 投稿日
hoikusya
年齢 活動 子ども 保育者
3歳児 25~30人 3人
現状
保育者の動き ①子どもたち全体に、片付けの時間を時計を見ながら伝える。 ②片付けの時間になったら声掛けをする。 ③本児が片付ける気持ちになるまで、片付けを手伝ったりせず、待つ。
用意するもの 特になし。
時間の使い方 17:25~17:30の間。 ※自由遊びの時間は16:00頃から。
場所の使い方
空間的環境
子どもたちの様子
該当の子どもは車の玩具が好きで、自由遊びのほとんどの時間をくるま(トミカ)で遊んでいる。 片付けの合図に気付くと、叫んでうずくまる。しばらくすると、叫びながら玩具を投げて片付けている。 他児が手伝おうとすると、怒って叫んだり、体をつかむ。
発達に沿った改善理由(保育実践シートも参照)
全体でなく部分を見る傾向があり、「突然の片付け」と感じているのではないか。 (全体を見ていれば、なんとなく片付けを理解するが、部分を見ていると全体をつかめないため、突然のように感じる) 先の見通しを立てることが苦手で、「片づけ」をしたら“白か黒か”のように、「もういつ遊べるか分からない」という状態になってしまうのではないか。
改善案
保育者の動き ①片づけがあることを事前に伝える(時計の針にマークをつけ、視覚的にも分かりやすく伝える) ②全体のスケジュールで、また遊べる時間を示す。
用意するもの ・時計の針につけるマーク。 ・全体のスケジュール。
時間の使い方 片づけの5~10分前に、「片づけ」のことを本児に伝える。
場所の使い方
BA2
改善後の子どもたちの様子
事前に視覚的(時計の針にマークをつける)にも片づけの時間を伝えたことで、以前に比べてスムーズに片付けができるようになってきた。
臨床心理士によるコメント